2009:9/10:  一皮、剥けたい。
という訳でして、気付けば僕、全然ここの「文章」を更新していないという事に気が付きました。 だめです。こんなんじゃだめです。このままでは僕はダメ人間のままです。 来年度末に童貞を卒業するという夢が絶たれてしまいます。 そう、来年度末に童貞を卒業するためにもここで一発更新をせねばならないです。 しかし、書く事がありません。一切合切書く事がありません。 どうしようかと悩んだあげく、以前ブログで書いた記事を参考にして、インスパイアして、フューチャリングby自分のブログをして、なんとかこの場をごまかしたいと思います。 という訳でして、自分の陰茎の皮が剥けた時の話をしたいと思います。
僕が中学生の時の事です。当時、僕は見事にかむってました。 かむっている、というのも尋常では無いレベルでかむっていました。 例えるならばそう、グレープフルーツの勢いで皮がありました。 いよかんとかそんな伊達なもんじゃない、もっとホンモノの、指が痛くなるレベルの、皮がかむっていました。 100%になった時でもかむってるっていうですね、まあいうたらアレです。包茎だった訳です。 でまあ中2の夏頃からですね、このままではいけない、このままではいけない、いやイケるけども、いやこのままではいけないと決起し、おちんちんこんにちは作戦を実行する事となったのです。 自分の亀頭周辺をくまなく観察してみた所、どうやらガッツリ癒着しているみたいで、 あ、あのここいらから酷い話になっていくんで乙女心、少年心を持っている方は電光石火でリンクを辿るなりしてこのページをお閉じ下さい。 本当にくっついてるというか、元からこういう細胞組織だったんじゃねーのって勢いでくっついてるんですね。 磁石のN極とかS極とかそんなヤワなもんじゃないです。アロンアルファです。水漏れない勢いでくっついてるんです。 最初は絶望していた僕ですが、少し力を入れて引っ張ると微妙に皮が剥がれる事が判明しました。 そう、ここからが僕の本当の勝負の始まりだったのです・・・ 風呂で少しずつ、少しずつ自らの皮を引き剥がしていく日々が始まりました。 一日一日、ちょっとずつちょっとずつ、おちんちんの先っぽにまとわりついた皮を引き剥がしていくんですけど、またこれがまた、 痛い。 こういうのは僕だけだったのかもしれませんが、こういうふぐりな星、あっ間違った不遇な星に生まれた自分を恨みました。 なんでおちんちんいじって痛い思いをせねばならんのや、と。 痛いんですよ。もうコレキツいっすわってくらい痛いんです。激痛です。 いやまあそういうのが好きなら問題無いんですが、「痛い!ちぎれる!で、でもそれがイイーッ!!」ってなるなら全然問題無い、むしろありがとうちんちん、ありがとおちんちんなのですが、 残念ながら僕にはそのような能力が無かったので、もうキツいの一言でした。 グッグッと力をこめて少しずつ本来の自分をさらけ出していく作業は、困難を極めました。 とはいえ、放っておいたらマズい事になる、と直感がシャウト、絶叫していたのでひたすらその作業を毎日風呂で繰り返していました。 少しずつ少しずつ、もう一人の僕があらわになっていきます。裏筋が見え、しっかりとおちんちんの形が分かるようになっていく様を見る事、 ただこれだけが僕の股間の痛みに耐える原動力となっていました。 そうですね、大体3ヶ月くらいでしょうか。まあそれはそれは長い道のりでした。 やっともう少しで完全制覇だ、っていう所までたどり着いたんです。 おめでとう俺、そしてありがとう俺。ありがとう浜村淳です。 そんな事を思いながら感動のフィナーレへと向けおちんちんの皮に最後の一息、力を込めていったんですけど、 いやいやいや。 なんやねんこの激痛は。 これまでの比じゃないくらいの鋭く刺すような痛みが僕の肉棒を駆け巡りましてね。 針でも通されたんじゃねえかってくらいの痛みです。 具体的に説明するならば、最後の皮が被っていた部分、そうラストウォールはずばりカリの先端だったのですが、 いかんせんカリの、先端です。 おちんちんの気持ちいいとこランキング堂々の第2位です。ちなみに一位はそうだね、裏スジだね。 んでその皮が、どうやってもはがれないんです。 力を込めれば込めるほど痛いのです。あと少しなのにはがれない。痛い痛い。いっぱいいっぱい。 そのまま気がつけば1ヶ月が経過していました。 その長い長い肌色のトンネルを僕と僕のが通過した日は11月の某日。そう、駅伝大会の日でした。 僕達はその日の為に、つらい練習もヒィヒィ言いながら乗り越え、先輩から怒鳴られ、顧問から怒鳴られ、頑張ってきたのです。 合宿中に足から出血を起こし泣きながら途中で引き返した事。練習後に皆でプールへ行き、遊びまわった事。 思えば先輩達に、仲間に、迷惑をかけてばっかだった。 そして先輩は今日、部活を辞める。最後に自分達も手向けの花を添えねばならない。せめて自分のベストの走りを、全力の走りをしなければならない。 そう思っていました。 しかし、事態はウォームアップの時に起こったのです。 駅伝メンバーでコースの下見がてらジョグに出かけます。 実はこの時から僕の股間はムズムズしていました。 なんか、いつもと、違う気がする。いつものあの安心につつまれた僕のおちんちんじゃない。おかしい、おかしい。 そう思った瞬間。 ズキッ 僕の陰茎の先にほとばしる稲妻の如き痛み。 やばいやばいやばいまずいまずいまずい。 これはマズい、これはマズい、これはマズい。コースは未だ半分も過ぎていない。 先輩達の顔を伺います。超集中モード。思えば先輩達に憧れて自分もやってこれたんだ。 いやそんな事言ってる場合じゃない。とてもじゃないけど「すいません、チンコ痛いです」とか言える空気じゃない。県駅伝直前だぞ。 なんとか痛みを忘れようと努力しますが、足を前後に動かすたびにその稲妻は僕の竿を貫きます。 耐えるんだ、耐えるんだ一辺両端角相等。 次第に蟹股になっていく僕の足を先輩が「フォームが変わってるぞ」と注意します。 「あ、あ、、、は、、い、、、」 地獄、地獄。ズキズキと痛む股間に全神経を集中させながらアップは終了しました。 終わった瞬間、僕はトイレへ直行しました。走らず歩いて蟹股で。走ったらもうどうしようもなくなる。 トイレに入り込み、便座に座り込み自分のまたぐらを覗いた瞬間、僕は泣きそうになりました。 イッツア、レッドワールド。 チンコの出っ張り部分、ひっかかって気持ちよくなる部分、まあゆうたらこれカリ首なんですけど、そこいらが赤く染まってらっしゃる。 そうです、僕の皮が走っている際に引っ張られ、パンツとこすれあい、ついに本体との離脱に成功したけど、本体の部品もちょっと持って行っちゃった、みたいなそういう状態です。 なんでこのタイミングなん。なんでこのタイミングでおちんちん開放宣言発令したん。 混乱しながらも、とにかく必死にトイレットペーパーで患部を押さえる自分。 血よ収まれ、収まれ、収まれ。 しかし。 「おい一辺、どうしたん・・・」 目を上げると、そこにはドアを開いた吉田先輩の姿が。 うん、僕を心配してやってきてくれたみたいですね。 うん、僕はカギをかけわすれていたみたいですね。 うん、男がチンコをティッシュで押さえてたら、だいたい想像する事って一つしかないですよね。 「あっ・・・      ごめん・・・」 よりによって見に来てくれたのは普段真面目な吉田先輩だったのが、最大の不幸であり、同時に最大の幸運だったのかもしれません。 血が収まりトイレからおそるおそる帰ってきたら 「おい、下痢だって?大丈夫か?」と心配する皆から一歩離れたところに、神妙な面持ちの、吉田先輩がいらっしゃいました。 僕の淡い、あわーい、思い出です。 と、いう訳でね、いやあ吉田先輩が下痢って言ってくれなかったらあの時僕はどうなってたんだろうと背筋に悪寒が走るばかりですけども、 ちなみに吉田先輩は早稲田大学へ進学しはったとのことです。どういう事やねん。 吉田先輩は元気にしてるのだろうかとか、勉強とかしんどくないのだろうかとか、そういえば吉田先輩包茎だったなとか思っていたらちょうど吉田先輩からメルアド変更のメールが来て、 そのアドレスの中に「no_missing_a.t」とか書いてありました。 吉田先輩絶対彼女できとるやん。