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2009:2/14:  バレンタインデーとか関係なく今日も僕は下ネタに走る
僕の姉はバキです。

この一言が一体何を意味するのか、とても重要です。
たったこの9文字のみで僕が言いたい事はある程度お分かりになるのでは無いでしょうか。

つまりはバキなんです。もうね、ホンットバキなんです。
いや僕一度もバキ読んだ事無いんですけど、ついでにいえばバキというのは人名なのか、それともワンピース的な、
もしかしたらバキって「バキに、俺はなる!」みたいなそんなテンションの漫画なのかも分からないんですが、
そこはこの際ですのでそっとしておいて下さい。

バキなんです。猟奇的な彼女なんです。
いや、猟奇的な彼女「だった」と言うべきかもしれません。
本当にもうバキみたいな感じでこう、いや僕バキを全く知らないんで「バキみたいな」ってのはあの絵のタッチ的な感じを想像して喋っておるのですが、
少なくとも「いちご100%」とか「花より男子」みたいなおなごでは無いんです。
とりあえず僕の脳内細胞は満場一致で「バキ」の札を掲げてますからね。
「いちご100%」なんてポロリシーンだけ切り取って後は踏み散らかしてますからね。
ガン無視で踏み散らかしてますからね。
僕の脳内細胞たちはポロリシーンだけ切り取ってクリアファイルにしまってますからね。

でも今ではなんかすっかり丸くなって大学行ってキャンパスライフを満喫しておって、
どうやら月の生活費が僕の10倍くらいあるとかなんとかいう事になってるそうです。
まあ両親的には現在の方が猟奇的な彼女なんでしょうけど、とりあえず今日は僕的に猟奇的な彼女だった頃の姉の話をします。

小学四年生の、夏の事でした。
その日僕は憂鬱な気持ちで学校へ向かっていました。
普段ならとても楽しい体育の時間。
しかし、その体育の時間は、夏になると魔物となって僕に襲い掛かってくるのです。
朝の日差しが眩しい通学路で、僕は集団の後ろで水着入れを足でバインバイン蹴り上げながら通学していました。

「今日は水泳のテストだよ!」
「よし、25m目指して頑張るぞ!」

クラスメイト達の和やかな会話を聞きながら、僕は早くも泣きそうになっていました。
理由はもうお分かりでしょう。僕は水泳が大嫌いだったのです。
幼稚園の頃、どうしても水に顔をつけたがらなかった僕に対し、幼稚園の先生、ちなみにこの先生鬼ババの化身みたいな先生だったんですけど、
その先生が僕の後頭部をむんずと掴むとこう、ゴボゴボゴボォッ!ってやってきてそれがもうトラウマでトラウマで、今でもトラウマです。はい。


でまあ、どんだけ嫌でもその時はやって来るものでして、気が付くとあっという間に僕は水着に着替えていました。
普段の体育とは明らかにテンションが違う僕を見て、いつも寄って来る友人達はどこかよそよそしく
「いやひょっとしたら今日は泳げるかもしれないよ!」とか
「僕も15mいくか不安だけど、一緒に頑張ろう!」とか僕を応援してくれてました。
逆に残酷。さっきまで「折り返しちゃうぜ!」とか言ってたヤツが15mとか逆に残酷。
ちなみにそいつ50mくらいスイスイ泳いじゃってました。こういうやつがモテるんですよね。世の中までも残酷。


で、ついに僕の番が回ってきたんです。
もうね、プールにチャプンと浸かった時から迫り来る悪寒をどうにかする事は出来ませんでした。
今日の体温37度だったのに。微熱やのに。オカンは「プールで冷ましてき」とか言うし、もうホンット世の中って残酷だとか思いながら、
なんとなしにプールサイドを見やった時に、僕は目撃しました。

僕の幼馴染のあすかちゃんが、ベンチに座って談笑しているではありませんか。
「かいぞくポケット」の最新刊を手に取りながら、さっき50m泳いだやつと談笑しているではありませんか。


このあすかちゃん、僕の家と50mと離れていないとこに住んではったんですが、
これがなんとも姉貴と仲がようございまして。
幼稚園の頃は、あすかちゃんが奥さんで姉貴が夫、そして僕が犬という構図でおままごとの一つでもやってたのですが、
気が付けば石を投げられたりとか、僕が交通当番の時だけわざと列から遅れたりとかなんかそんな扱いを受けるようになってました。
いやね、今言わせて貰うとですね、きっとあすかちゃんは僕に気があったと思うんですよ。小学校に入るまではね。
でもね、そうです、要は姉貴ですわ。
多分あやつが「あいつ普段鼻クソ食っとるで」とか「あいつは寝るからおもらしするんじゃない、おもらしする為に寝てるんだ」
とか吹聴したんですよ。きっと。いや確かに漏らしてましたけどね。鼻クソ食ってましたけどね。

とりあえず、その昔は僕の事がLOVEずっきゅんだったあすかちゃんがですね、泳ぎきったイケメン野郎となんか「この本おもしろいよー」とか話してるんですよ。
こんなのが許せると思う?

イケメン君に罪は無い。悪いのはあすかちゃんだ。

僕は息を大きく吸うと声高らかに、敵のふんどしを掴んだかのように叫びました。


「あすかちゃん、なんでプール入れへんのーん!?」


「あすかちゃん、なんでプール入れへんのーん!?」



「あすかちゃん、なんでそんなに元気やのにプール入れへんのーん!?」



3回言ってやりました。3回言ってやりました。
まあね、ご想像の通りね、あすかちゃん泣き出しますよ。
先ほどのイケメン君が僕に責めよりますよ。
先生はなんか「今日はあすかちゃんはだめなんだ」とか諭してきはる訳ですよ。
でもね、当時小4で女の子の事情とか全く知らない僕は
「いや僕も今日はダメだよ!37度あったんだよ!」と反論しますが、戦況はますます悪化するばかり。
わんわんと号泣するあすかちゃんを悲しく思えたのか、他の女の子達もつられて泣き出し、
イケメン君は顔真っ赤にして怒るし、かえでちゃんなんか僕に「謝って!」と何度も言ってくるし、
最終的に僕が「んんぅぅーーー!!」と唇をかみ締めながら更衣室に駆け込んで、とりあえず事態は収束しました。


結局帰りの会で先生に「女の子には大事な事なんだよ」と言われ、帰り道では友人達になだめられながら僕は家まで帰ってきました。
とりあえず、親には言わないでおこう。そう思いつつ引き戸を開け、明るく「ただいまー!」と言いながら居間に上がった、その時でした。


パァン!パァン!


なんか、姉貴が帰るなりおうふくビンタしてきたんですけど。
命中力85、威力15で2〜5回攻撃するノーマルタイプの技、おうふくビンタを使ってきたんですけど。

「なにしてんのアンタぁぁ!!死ねよ!!早く死ねよ!!」


いやね、ゆうても姉ですよ。小6と小4の血縁関係ですよ。
その姉から「早く死ね」のワードが飛び出るとかもうフレキシブルです。世紀末です。姉貴が北斗真拳使ってくるかと思いました。ごめんなさい思ってません。

どうやら姉貴は既に僕が「なんでプール入れへんのーん!?」と訊いた事を知っていたみたいでして。

僕はひっぐえっぐと泣きながら「ご、ごめんなさい・・・」と1時間くらいつぶやいてました。

昔のあわい、あわーい思い出です。


そう考えると今の姉貴はめっちゃ優しくなりましたね。
この前も「7&Yで買いたいもCDがあるんだけど、このへんにセブンイレブン無いから代わりに買っておいてくれません?」
とメールしたら快く了解してくれました。死ねよとか言ってた人と同一人物とは思えない。

まあ、でもその後に「手数料500円貰うし、あと、悪いけど先に聴かせてもらうわ」てメールが来たんですけどね。
CD代の5分の1上乗せされる上に、先に開封させられる悔しさ。
なんか今、あすかちゃんとイケメン君が談笑している時と同じ心境です。悔しい。