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2012:03/16:  美しい
飲み込むという行為の辛さを僕達は侮っているのではないだろうか。 当たり前だが、我々は栄養を摂取しなければ死んでしまう。 インプット、と表現するのは少しおかしいが、何かを自分たちの中に取り込む必要がある。 自然界において、その「取り込む」という行為を大抵の動物は「飲み込む」事によって行なっている。 何かを飲み込まないと生きていけないし、何かを飲み込んでしまった後にそれを吐き出すのは難しい。 そう、自分の外にあるものを完全に自分の内側に取り込む、それが「飲み込む」という行為なのだ。 とまあ5行かけてくっちゃべりましたけど、とにかく僕達は飲み込むという行為を侮っていると思うんですよ。 以前何気なくツイッターを見ていたらどこの馬の骨ともつかぬビッチが 「彼氏の精液は飲み込んでなんぼ」みたいな風俗嬢も裸足で逃げ出すようなツイートを残しておって旋律が走った訳ですが、 あとついでに汁も先走った訳ですが、やっぱり飲み込むという行為はそれなりの覚悟がないとできない事なんですよ。 精液を飲み込むほど彼氏の事を愛しているなんて素敵じゃないですか。 普通できませんよ。匂いでアウトですよあんなもん。フルスイングで三振ですよ。 まあね、そんな事もあって「精液 甘くする」とかで検索してたある日、 友人が僕を尋ねてきまして。 あぁ久しぶりやな、つっても成人式以来かハハハなんて軽く話をした後にですね、その友人が、 「オナホあげるわ!!」 ということでね。 状況を飲み込むのに時間がかかったよね。 いや僕が無知なだけかもしれませんよ?僕が常識知らずなだけかもしれませんよ? 春先にですよ?突然尋ねてきてですよ?ビューティーを差し出してくるんですよ? なんなら用事それだけだったんですよ?颯爽と帰っていくんですよ? この無礼っぷりはまあ許しましょう。僕の家に親おったらあいつはどう責任をとったのだろうか。 ほら、こう、ね。 違うじゃないですか。 まあまあまあ、ゆうても僕も既にきとう君プレミアムを体験済みですからそこまでオナホールに抵抗は無いんですけど、 なんていうか、今回もらったやつ、ガチじゃないですか。見て頂いたらわかるんですけど、ビューティー、ガチのやつじゃないですか。 以前宮下が友人から中古の据え置き型オナホールを譲り受けたという話を聞いて軽く食欲を無くすくらい、 それこそご飯が飲み込めなくなるくらい引いたんですけど、 その状況に劣るとはいえ、表現しづらいんですがこのオナホがきとう君のワンステップ上、みたいな感覚を覚えましてね。 なんか入り口とか女性器の形を模してますしね。クリトリスとかプリップリしてますしね。 うーん、これは素直に他の奴にあげたほうがいいんじゃないか、 色んなオナニーやってきたけどさすがにこれは越えちゃいけないラインなのではないだろうか、 という構想は3秒で吹っ飛んでその日の夜、8時くらいでしたかね。 ビューティーをお風呂場に持っていきました。 母親も父親も今日は帰りが遅い、部屋でコソコソ、射精後の事も考えてオナホールを使ったってなんも気持ちよくない。 やるなら全力でやらねばならぬ。なさねばならぬ。僕は、風呂で、なさねばならぬ。 そんな信念を掲げてSODのローションをビューティーの中に垂らしこんでですね、 はい。全力で使いました。使わさせて頂きました。 飲まれましたわ。僕、ビューティーちゃんに飲まれましたわ。 さすがにね、使用感を生々しく書き連ねる訳にはいかない、 っていうかまず僕にそれを表現する文才が無いので挿入直後の僕のひとり言だけを連ねておきますが、 「おっ・・・んっ。。。  あっ・・・  ・・・んふっ、そうきたか・・・」 まあ1ラウンドKOだったわな。タオル投げる暇すら無かったわな。 そんな感じでいやーほんとたまげたわー、きとう君プレミアムってなんなん、プレミアム要素0やん、いつか引き千切る為だけに購入したろとか思いながら その場で丁寧にビューティーを洗って、満足した表情で部屋に戻って、ポチポチとYoutubeとか観てたんですけど、 21時30分頃でしょうか。 僕は思い出してしまいました。 僕、小さい頃から里芋が嫌いだったんですよ。 なんていうかモサモサしてね、その上デロッとしていてね、給食に現れた時は当番の子に 「おねがい!僕のに里芋は入れんといて!!」ってお願いしてたもんですよ。 でも悲しいかな、普通に混入されてる訳ですよね。里芋が。 なんていうか当時は「給食を残さない男の子はカッコイイ」みたいな風潮がありましてね、 なんならあすかちゃんが残したグリーンピースをゆうと君がモリモリ食べてあげたりして、 その日の帰りの会でわざわざ「ありがとう」なんて言っちゃってね、 まあゆうと君は今大絶賛ニート生活中なんですけど、こないだパチンコで4万すったって言ってたからマックおごってあげたんですけど、 とにかく当時はそんな情勢になっていたもんですから、僕に残された選択肢は 「この里芋を飲み込む」 これしか無かったんですよ。 意を決して1つ、また1つと里芋を飲み込んでいく一辺両端角相等。やるしか無い、やるしか無いんだ。 そして最後に残ったのは、巨大な里芋。 いやこの里芋がもはや製造元のおばちゃんがまるごと投げ入れたんじゃねえのってくらいのデカさで、 ていうかこのデカさなら給食当番の子わかるやろ、他の里芋はともかくこのデカさのやつは識別できるやろ、 あっそうか僕そういや女子から嫌われてたんだもうイヤになりますなハハハつって、 飲み込もうとして、 全部吐いたんですけど、 それがちょっと女子の給食袋にかかったんですけど、 そして帰りの会で女子から罵詈雑言の嵐を受けたんですけど、 まあその時の里芋の大きさに例えるならば、今回の状況はピラミッド級ですかね。 はい。 風呂場にビューティーちゃんを置いてきてしまってるんですよ。 慌てて脱衣所に駆けつけ扉を開けようとしたんですけど、鍵かかってるんですよ。 窓から車庫を見てみたらいつの間にかオカン帰ってきてるんですよ。 皆さん。わかりますか? 今この文章を半笑い或いは無表情で読んでいる皆さん。わかりますか?僕のきもち。 例えるならば、海底も海面も見えない、深海。 とりあえず宮下に電話しました。 なんでかはわからん。 数十分後、母親が風呂から上がった様子を確認した後、脱衣所へ急ぎました。 それは、父親のシャツの下に、丁寧に置かれていました。 どうしても理解しなければならない状況が発生した時。目を背ける事のできない場面に出くわした時。 僕達はその状況を受け入れるしかありません。飲み込むしかありません。 そうです。我々人間はどんな苦難も受け入れ、対応する能力を、きっと持っているのです。 この飲み込む勇気こそ、もしかしたら生きていく上で最も必要なものなのかもしれません。 次回はオナニーした後便座の上に忘れないようにしよう。 友人から「脱糞と同時に射精すると気持ち良くなれるらしい」との情報を聞きながら、僕は誓ったのでした。


2011:04/22:  Z軸は死ね
まあ最近はもうツイッターにモリモリモリとはまってしまって、本当にものを「書く」という能力が低下してしまっているのですが、それでもとりあえず文章を更新したいと思います。 まあ本当に長文を書くのが久しぶりなもんですから救いようのない文章になってしまうかもしれませんが、そこはお許しください。 で、何を書くか、っていう話なのですが、 先日ペペローションを買いました。 はい。さてと。 まあね、まあここまで読んだ皆さんは 「えっそんだけ?」 って思われるかもしれません。確かに前回の記事、そう、きとう君のレビューを書いた記事と比べるとパンチ力は少ないかもしれません。 ただね、ただ僕が声を大にして言いたいのは ペペローションは世界を救う という事なのです。 いいですか、もう一度書きます。 ペペローションは、   世界を、     救う。 いや本当に、いや本当にペペローションはヤバいです。ヌルッヌルです。ヌルッヌルです。えげつないです。 この前実家の書斎でコピー用紙を探していたらダンボール箱の一番下に青い袋を発見し、 なんだろうこれはと思いつつ取り出してみるとエロゲーのパッケージが僕の眼前に飛び出した、それも陵辱ものが飛び出した、 なんか裏面は亀甲縛りエレクトリカルパレードだったっていうまあリトルボーイ級のトラウマを抱えたんですけど、それよりもえげつないです。 ちなみにうちの親父中学校の教諭です。 はい。いいですかいいですか、言わさせて頂きますが、あなたのオナニーライフが変わります。 あなたの自慰人生が、反転します。間違いありません。 これまでの僕のオナニーといえばそう、まず亀頭をいじくりまわし、精液の先鋒、まあゆうたらこれカウパーなんですけど、このカウパーを用いてヌッチャヌッチャと事に励む、そういうスタイルでやらせてもらっていたんですが、 もうね、 ペペローションとなると次元が変わる。 最初に使った時はもうね、陰茎がうれしさにうち震えましたからね。 一時僕のノートパソコンの調子が悪かった為家のパソコンを使っていた事があったのですが、ほら、「すべてのプログラム」ってメニューあるじゃないですか。 あの欄にですね、なんかようわからん女の子のアイコンとようわからんアルファベットの羅列と「体験版」という表記が書いてありましてですね、 これなんだろうと思って起動してみたら、はいご察しの通りエロゲーの体験版だった、それも陵辱ものだった、なんか紫色の髪した女の子が500mlペットボトル入れられてた、 「次1.5いこうか」的な所でブチ切ったその時僕は恐ろしさに打ち震えていたなんていう、リトルどころじゃないボーイ級のトラウマを抱えた事があるんですけど、そん時よりもうち震えましたね。もう一度言いますが親父は中学教諭です。 まあそういう感じでね、本当に摩擦係数が低下するだけでこんなに変わるもんなんですね。 ヌルッヌルですよ。艶やかな刺激が僕のカリ先を刺激するんですよ。 家族と一緒に回転寿司を食いに行ったそのその道中の話なんですが、あの助手席ですか。その席とドアとの隙間に「ガコッ」つって携帯電話を落としてしまったんですね。 「もう一辺はホンマによく携帯落とすなあ」とかオカンに言われて 「いや多分これ俺の周りだけ磁場が強く働いてるんじゃないですかね」と弁解しながら携帯電話を取ろうと隙間に手を突っ込んでいたんですけど、 なんか、手に紙が触れたんですよ。 あれこれなんだろなー、なんかのパンフレットっぽいなーって思いながらそれを拾いあげて見ると、 なんてことない、AVのパンフレットでした。 よく覚えてはないけどなんか「潮吹きクイーン紅音ほたるの2リットル噴水を君は見たか!?」みたいなそんなんが書いてあった。 もう冷や汗ダクダクですよ。隣で親父は涼しい顔して運転しとりますけど、もうこっちはこっちで激アツですよ。 「なんかあったん?」と訊いてくるオカンに対して「うん、あったけどなかった」って意味わからん返答してましたからね。本当にあの時はヌルヌルになるくらい手汗を書いた、紅音ほたるが俺の手汗で濡れてたなんていうまあ、 もはやリトルどころ、ボーイどころじゃないトラウマを抱えた事があるんですけど、そのヌルヌルをはるかに凌駕していましたね。 はい、うちの親父は中学教諭です。 教頭です。 いや本当にね、気持よさのレベルが違いますよ。皮オナからの卒業もできると考えれば1000円ぽっちくらい安いものではないでしょうか。おすすめです。 でもね、本当にあのペペローションには腹が立つ事があるんでその点を2つだけ述べさせていただきますと、 非常にね、あれ、粘度が高いんですよね。 ですからこう、僕は毎回ボトルからうずらの卵ほどのローションを取り出すんですけど、なかなか綺麗に取れない。 よし今日はこんくらいの量にしておこう、とある程度出した所でボトルを握る手を弱めるんですが、そん時にキュッとボトルの中にもどっていってしまうのです。 いやこれが本当にいやらしい。 こっちとしてはもう準備万端なんですよ。なんですかあのおちんちんのさきっちょ、ちょっと僕ウブなんでその部位の事をなんというのかがわかんないんですけど、まあ亀頭がね、きとう君がね、もうピンピンに張り詰めて待ってるんですよ。ピンピンなピンク色して待ってるんですよ。 ですからもうなんですかね、ペペが容器内に戻ると共に僕の陰茎に集中していた血液達もヒュンって戻りますからね。あの亀頭の表面とかシワってなりますからね。 あともう一つ言いたいんですけど、全然ぬめりが取れない。 今僕は大絶賛寮生活中なのですが、その寮生活が再開される日、そう春休みの最終日にまあ、寮へ出発する直前にオナニーしたんですよ。 今生の別れ、いざさらば。いざさらば快楽の日々よって具合でオナニーしたんですけどね、うんめっちゃ気持よかったんですけどね、 その日の!風呂ですよ!! もちろん寮生活だから公衆浴場になってるんですけど、 よくできてますよねペペローションって。 一度乾いたと思っても水につけると再びぬめりを取り戻すんですから。 もう僕浴場でえらい事なってましたよ。 お風呂の中で両足もモジモジモキュモキュさせてなんとかローションを取っ払おうとしてたんですけど、 気持ち良いわ友達が話しかけてくるわで地獄でした。ちょっとでも気い抜いたらえらいことになってたと思う。 これ姉貴が中学生だった頃の話なんですけど、 当時僕等は二人で1つの勉強部屋を共有していたんですね。 そして僕の机はボロいお下がり、一方姉貴の勉強机はオニューのやたらスタイリッシュなやつという これぞキングオブ年功序列みたいな扱いを受けていたんですけども、 もうね、姉貴の机がもうね、羨ましくて羨ましくてね、姉貴がおらん時にその机を使ってやろうと決心した事があるんです。 でまあそうなるとほら、姉貴の机の上にあるやつが邪魔になるじゃないですか。下敷きとかそういた類のものがね。 えぇお前ら!どけいどけい!もうこういうのはいらん!所詮身動きの取れない無機物共が!!全員どけー!と、 姉貴の机の引き出しに全部ぶちこんだろと思いましてね、ちょっと姉貴の机の引き出しを見やったらですね、 あの、いっつも鍵がかかってる引き出しですか。 そこが開いてるんですよ。隙間を覗かせてるんですよ。 ここでお訊ねします、今まで見えないものが見えるようになるチャンスを得たら皆さんはどうなさいますか。 自分の机には備わっていないハイテク設備、鍵つきの引き出しの中身を今なら見る事ができる、そんなチャンスを得たら。 はい、もちろん僕は見ました。何かとっておきの物があるんじゃないかと思って。 考えてみればそう、わからない何かがあるからこそ僕達は探そうとするのです。 言わばもう、今だって大航海時代の真っ只中。 僕達はきっとその長い長い人生の中できっと何か一つの財宝を、自分のワンピースを見つけだそうとしているのです。 そしてその閉ざされた引き出しの中にも、 はい、ありました。 ワンピースが。 っていうかなんていうかまあ、端的に申しますと ワンピースのBL本があった。 でもね、いや、そんなもん、当時の僕は純真無垢な穢れ無きダイヤモンドそのものでしたからね、 BL本なんてそんなもん、知るよしもないじゃないですか。 見つけた時はもう「なんだこれ、ワンピースあるじゃん!!」って思ったもんですよ。 「姉貴だけこっそり読んでたなんてズルい!!」って思ったもんですよ。 でまあ、にしては漫画のサイズ大きいなーとか思いながら読みますよ。 はい。 ご察しのとおり大怪我ですわな。 もうすごかった。今でも覚えてる。 サンジがゾロと波打ち際で駅弁やってた。 ルフィのとんでもないとこが伸びてた。 ウソップの鼻が明らかに本来の鼻の使い方をされてなかった。 サンジがヌルヌルの実の能力を得てどえらい足技を駆使していた。 もう本当にあのワンピースは異世界でしたね。もうただただ「いやコレが知ってる麦わら海賊団と違う」ってただただ思ってましたね。 僕の知ってる麦わらの海賊団はそんな冒険してへん、そんなアナル海峡を横断して財宝を探しにいかへん、と。 ですからもう気が動転してしまって動転してしまってね、 で何をトチ狂ったかはわからないけど「たしかにのびるけどぼくのはそこまでのびません」ってメモをルフィがゴムゴムしてるページに挟んでそっと元に戻したなんていう、 もうリトルボーイどころかビッグマラ的なトラウマを抱えた事があったんですけど、 もうそん時のサンジ並みのヌルヌル加減でしたからね。ローションマジ怖い。 本当にね、ローションは便利な道具でもあり、また己の首を締める凶器、そして狂気でもあるのです。 でもね、僕は思うんですよ。 こうやって家族間でさえ秘密を抱えたりいがみ合ってしまうような、 そんな歯車が綺麗に回らない今の世の中に本当に必要なのは、 人と人との間の潤滑材なんじゃないか、って。 いや最後にこれツルンといったなこれ 2010:11/07:  チンポ短ししごけよ乙男
僕等はいつだって、「評価」を気にしながら生きています。 誰からどう思われているのか。通信簿にいくつ5があるのか。 どの大学からA判定を得たのか。一位をとれるのか。賞をとれるのか。 とにかく、いつだってどこでだって、僕達は一定の「評価」につきまとわれ続けているのです。 例えばある時、部活の後輩から 「一辺(仮称)先輩って、俺と同じ学年にいる一辺(仮称)って奴と何か関係があるんですか?」 と訊かれた事がありました。 えっなになに、俺と同じ苗字のやつが居る事は知ってたけども、その一辺(仮称)になにかあったのと尋ねてみたら、 「いやね、その一辺(仮称)って奴、夜11時になると決まって充電器と携帯を手にトイレにひきこもるんすよ」 そう、その一辺(仮称)君は毎夜こっそり(ですらないけど)大便所に入り込み、そこでいそいそと綺麗な言葉で言うところの自分自身の対話、汚く言えばマスかきをしているというのです。 詳しく訊いてみたとこによると、彼は一度トイレに入ったら1時間半はそこから出てこないらしく、 そのオナニーへの確固たる意思を皆褒めたたえ、影では「シコリータ」という称号を得ているとの事でした。 いやいやお前お前、確かに同じ苗字だけども、確かに同じ苗字だけどもお前そこは別人であるとわかるだろう、 ていうか察しろよ俺そんなんちゃうやん、1時間半もかけてオナニーする奴と血縁関係とか末期やん、と言ったら 「いや・・・一辺(仮称)さんだっていつも下ネタ言ってるじゃなでいですか」 彼の中で、僕は完璧にちんぽこ狂いだと思われていました。 そう、僕とシコリータによって周りからは「一辺(仮称)という苗字=ちんぽこ狂い」という評価が下ってしまっていたのです。 一大事ですよ。もう、大変な事ですよ。世紀末です。性器末です。鈴口です。 苗字だけでここまでのジャッジが下ってしまう世の中。ある程度の評価が下ってしまう世の中になってしまっているのです。 確かに、部活中女子マネージャーの前で『チンポコから血が出たーッッッ!!!』と叫び、それ以来マネージャーが僕から二歩ほど距離を置いて接するようになった気がするとか、 そういったちんぽこ狂いと言われる素質が無い事も無いのですが、 とにかく、評価というものは恐ろしいのです。評価によって「〜は・・・だ」と決めつけられてしまうのですから。 それ故に僕達は、周りからの評価にビクビクしながら、そして周りからの評価を知りたがりながら生活しているのです。 火曜日の午後、授業中。僕はいそいそと携帯のボタンを叩いていました。 オナホールを購入しようと、画策していたのです。 オナホール。それは、オナニーをする為だけに存在するもの。 人間の三大欲求のうちの一つを満たすべく簡易的につくられた、人工生殖器。 俺も19になったんだ。いつまでもVinnyに頼っている訳にはいかない。 そう、独り立ちするときが来たのだ。親の目を盗みコソコソとビニール袋を探す日々とサヨナラする時が来たのだ。オナニーに金を費やす時が来たのだ。 僕はまさしく一人暮らし前夜のような確固たる意思を持ち、携帯の画面を睨み続けていました。 検索ワードに「オナ ホール」と打ち込んだ後、オナとホールの間の空白を抜きます。よし、これで予測変換に残る事も無い。いつあすかちゃんに見られるかわからんからなウヘヘのヘ、さあさあさ あどんなオナホールが僕を待ち構えているのかな、やったるでやったるでという勢いで検索結果を見た途端、僕はおののきました。 いくらなんでもパッケージが、恥ずかしすぎる。 視線の先には、得てしてやたら目の大きいアニメっ娘がなんかようわからんビラビラしたものを押し広げてる画像や、 やたら目の離れすぎているアニメっ娘がなんかようわからん上半身にこしらえたはちきれんばかりの腫瘍的な何かをどやすごいやろと言わんばかりに見せびらかしている画像が踊っていました。 まあゆうて、僕もそのパッケージを観ながら得てしてようわからん36.5℃の棒を以てしてズボンを完全に隆起、仮面ライダーかってくらい隆起させていたのですが、 いや、違うじゃないですか。僕かてね、「絶対中出し警報!〜中出ししないと人類滅亡!?〜」とかもうね、 ほんっと、もうごちそうさまでーす!!!カルピス10リットル入りまーす!!人類滅亡の危機を、俺のバベルの塔が救っちゃいまーす!!チョリース!! って感じでモリモリと購入したかったんですよ。 でもね、いくらなんでも、パッケージが、酷過ぎる。 ていうか名前ついてる。オナホールなのに、人名が、ついてる。 誰やねん「柚木舞子」って。舞子とか友達の妹におったわ。何も怖くなかった小学生時代思い出してちょっと切なくなったわ。 いやまあほら、AV女優を模したオナホールならまだわかりますよ。きっと「本物の形状を意識して作った(体な)んだろうな」とかね、想像がつきますよ。 でもね、勝手にこしらえたキャラクターのオナホールとかもうね、想像の産物の想像の産物ですからね。「実物大ガンダム!!」と似たような錯覚を覚えましたからね。 まあ説明読んでて勃起はしましたよ。しましたけど。 そんなこんなで隣の友人から「お前40分もオナホ検索するとかカスやな」とか言われても気にせず、首をかしげながら勃起しながら品定めをしていました。 駄目だ。これも駄目だ。明らかに狙っている。 違う。俺が探しているのはこんなんじゃない。 もっと、もっとオナホールをさがす僕達に、ジョーク商品に相応しいオナホールを。 気がつけば、願うように画面をスクロールしていました。 そして更に10分が過ぎ、もう終わりか、Vinnyさんにお世話になりますわーと思った瞬間、 ありました。僕達が追い求めていたオナホールが。 きとう君プレミアム。 この抜かせる気が全く感じられないパッケージ。 きとう君、というシンプル・イズ・ベストなネーミングにも無性に腹がたちます。 オイオイオイ、きとう君な上にプレミアムとかこれまさしく追い求めていたものやろ、プレミアムのくせに値段3ケタとかえげついない挑戦心やろ、 と思っていたのですが、僕はある事に気がついてしまいました。 レビューが、一個もない。 やはり実物を手に取れないネット通販サイトにおいて、レビューは購入選択においてかなりのウェイトを要します。 大きさはどのくらいか。耐久性はあるか。面白かったか。コストパフォーマンスは良いか。 そのような様々な点について知りたい時、レビューは大きな重要性を占めるのです。 僕達はいつだって誰かの評価をあてにして生きています。 全くレビューの無い製品を購入するのは気が引けるし、きとう君プレミアムは購入しないでおこうかなとも考えました。 いっその事46個ものレビューがついていた「初々しい妹」にしようかなとも考えました。 電動で擬似的な舌が動く「フェラリオン」に挑戦し、予めフェラチオされたとき用のプロポーズ、「俺のホワイトソーダをこれからも吸ってくれないか」の練習をしようかなとも考えました。 でも、でも待ってください。 他人の評価を気にしないなんて事はできない。 それ故に、評価されているものに走ってしまう事は仕方がない。 僕と同じような事を考え、きとう君プレミアムを断念した人が他に居るのではないだろうか。 他人の評価を気にする余り、自分自身が本当に欲しいものを、自分の本当の心を諦めているのではないだろうか。 もしそうなら、もしそんな人が居るのなら、 僕が、その遭難者達の灯台になろう。 僕はゆっくりと息を吸い、ゆっくりと息を吐くと、「注文を確定する」ボタンを押しました。 デデス、デス、デデス、デス デデス、デス、デデス、デス デデス、 デス、 デデス、                     (※カルパスです) はい。 合計3回オナニーしました。 結論を先に述べると、 Vinnyの方が気持ちええわ。 やっぱVinnyすげーわ。これからも俺、Vinny先輩のお世話になりまーっす!! でもこんな結論で終わってはいけません。 僕はこれからこのきとう君のレビューを執筆し、Amazonのレビューに投稿せねばならないのです。 俺が皆の灯台になるんやという一つの使命感の元、僕は改めてパッケージに目を向けました、 俺本物のフェラチオしらんやん。 こんなんだったらフェラリオンも購入しておくべきだった、ミスった、何なら今から体柔らかくしてセルフフェラの練習したろかとも思ったのですが、 とりあえず本物のフェラに近いかどうかについては言及しない方向でレビューを書く事にしました。 調べた所によると、使用する皆さんが知りたいのは 「形状(気持よさ)」「耐久性」「臭い」の三つだという事がわかりました。 よって、ここについて詳しく書く事にしました。 次に、やはりこのきとう君プレミアムの最大の長所である、 この舐め腐ったパッケージについても触れておく事にしました。 後はまあ適当に亀頭責めといった他のオナホにはないとことかいいよねーみたいな事をつらつらと書き上げ、 完、成。 ------------------------------------------------------------------------ ★★★☆☆ いつもと違う刺激を追い求めるなら・・・ 2010/11/7 By 天然亭ゴム太郎 オナホールを購入しようとこちらで様々なホールを観ていたのですが、 このパッケージのインパクトに負けて購入しました。 ・形状 本体は高さ8cm、直径6cmの円筒状になっています。 非貫通型であり、本体の底面と穴の底面までの暑さはおよそ1cmです。 また、かなりネバネバしています。最初に触った時はその粘っこさ故に、「すぐちぎれてしまうのではないか」と心配になりました。 色はいかにもオナホールだとわかる、半透明のピンク色。 TENGA等と違い、そのへんに置いておけば一発でバレてしまうでしょう。 ・臭い 鼻を近づけるとゴム製品特有の臭いがある事が分かりますが、そこまでは気にならないでしょう。 ・使用感 亀頭の刺激をうたっているだけの事はあります。 無理に奥まで入れてストロークを楽しむというよりは、商品紹介にも書いてある通り、優しくこねる事によって快感を得るタイプのオナホールだと思います。 パッケージの断面図通り、内部は独特な形状をしています。 陰茎を軸にしてホールを回すと、転がされているような、中々面白い刺激が伝わってきました。 底が貫通してしまうのではないかと使用中不安になりましたが、底の耐久力はそれなりにあるようです。 ・メンテナンス性、耐久性 入り口が非常に小さい為、裏返して洗うなんて事はまずできません。 自分の場合、3回使うともう入り口が裂けてしまいました。 使用するなら短期間、或いは一回限りと決めた方が良いでしょう。 ・その他 付属のローションはケチって使用しても2回が限度だと思われます。 このパッケージを友人に見せた所、バカウケしました。 ・総評 コストパフォーマンスを考えるならば、他のオナホールを購入した方が賢明でしょう。 しかし、いつもとちょっと違う刺激を味わいたいという方にはオススメの商品です。 また、パッケージや名前の面白さから、ご友人へのプレゼントにもおすすめです。 --------------------------------------------------------------------------- なんでしょうか。この満足感は。 「やりきる事は全てやった」、この、気持ちは。 そして気が付きました。 確かに、僕たちは誰かの評価を欲して生きているのかもしれないけど、 それよりも先に、きっと、「誰かの役に立ちたい」という無償の隣人愛があるのだと。 アガペー。 神様、ありがとう。 うん、↑までの文章はまあ、きとう君で3回目のオナニーをした直後に書いたんですけどね。 なんやねんアガペーて!!こっわ!!オナニー後の哲学的思想こっわ!! クッソ!!柚木舞子にしときゃ良かった!!警報発令すりゃよかった!! てか買う!?もう買っちゃう!?Amazon全品送料無料、フル活用しちゃう!? 2009:11/21:  ビックリしちゃって目がTENGA
11月19日、午後7時半。 僕はひたすらに、錆だらけのチェーンを回していました。 部活後に食堂へは寄らず、直行でドラッグストアへ向かいます。 友人の誕生日プレゼントを買う為だけ、ただそれだけの為に。 11月も折り返した夜はやたら寒く、夜風はヒートテックをも突き刺す勢いで僕に吹きすさびます。 僕は自転車を漕ぎながら、よくよく考えてみればヒートテックってなんか思い込みであったかくなってる節もあるんじゃねーかとかを考えていました。 いつもの踏切を渡り、いつものかっぱ寿司の前を通り過ぎ、 女子高生とすれ違う際はちょっとうつむき、 その後ちょっと多めに空気吸って匂い感じてにやけているうちに、目的地へ到着しました。 ドラッグ、ユタカ。 なんともいえないこの目の輝き。たまりません。 そしてカプセルをこんなチョコボール感覚で口に入れようとするファイティングスピリットには頭が下がるばかりです。 相当なドラッグ常習者といえるのではないでしょうか。なんか嫌な言い方になった。 果たしてドラッグストア側としてこんなカジュアルに飲ませてしまっていいのかどうかは気になりますが、今回はそんな事を問い詰めに来た訳ではありません。 このドラッグストアで売っているものを購入し、友人へプレゼントする。 その目標を携えて僕はやってきたのです。 僕は意気揚々と入店しました。 自動ドアが開いた直後、サッとレジを見やります。 レジ打ちには女性が2人と、店長とおぼしき男性が1人。 よし、いける。 僕は一呼吸置くと、ゆっくりと歩き出しました。 既にどのブロックに陳列されているかはリサーチ済みです。 化粧品売り場を通り抜け、ガーゼ売り場を横切ります。 そして、到着しました。 オナホール売り場に。 今回の目星はそう、 開けてビックリ、オナタマゴ。 EASY ONA CUP-EGGです。 "タマゴ型ケースを開けると、中から現れるぷるんとした物体。 こんなカタチで本当にオナニーができるの!? と思いきや、超ストレッチ素材のエラストマーがびよーんと伸びて、 どんなサイズの人にもちゃんとフィット。 コンドームをつけるような感覚で、 手のぬくもりをダイレクトに感じながら、手軽に楽しめる。 しかも、タイプごとに違う内部パターンが、それぞれ独自の快感を生み出します。 開けてビックリ!使ってキモチイイ! カップでもホールでもない、新しいTENGA、誕生です。" (TENGA公式ホームページより引用) さてさて、どれどれを購入してやろうかな。 僕はそっと財布を確認します。 と、ここで問題が発生しました。 あわよくば2人分購入しこの文章のところでモリモリと『もうVinnyとか使ってた自分がバカみたい!』とかレビューしようと考えていたのですが、 財布に600円しか入っていなかったのです。 即ち、三種類並んでいるEASY ONA CUP-EGGから一つだけ、選ばなくてはならないのです。 思案しているうちに続々と学校帰りの高校生達が入店してきます。 オナホール脇で売られているガーゼを手に取りながら、横目で必死に紫・緑・青のEASY ONA CUP-EGGを注視する僕。 だがしかしもう全くどれがいいか分かりません。 もっとEASY ONA CUP-EGGに、近づくしかない。 そっと横に一歩移動し、今度は避妊具を手に取り首をかしげたりしながらどのEASY ONA CUP-EGGを選ぶか思案します。 脇を通り過ぎたOLとおぼしき女性が 「えっ!?こいつこんな顔のくせにセックスしおるの!?」 みたいな表情で通り過ぎていきましたが、 お姉さん。その考え悔しいけど、間違って無いです。 長きに渡る長考の末、 ”幾重にも重なるウェイビングリブにより、寄せては返す波のような、絶え間ない快感に包まれます。 大きく柔らかな段差を乗り越える時に生まれるプルプルとした刺激が特徴です。” (TENGA公式ホームページより) とうたったEASY ONA CUP-EGG:WAVYを選択しました。 意気揚々と買い物カゴにEASY ONA CUP-EGG:WAVYを放り込み、 さて後はカモフラにお菓子でも買っていこうと財布を再度見てみたところ、僕はさらに驚愕する事となりました。 所持金600円じゃなくて、550円やった。 忌々しい!50円玉が忌々しい!! 銀色してんじゃねえよ!側面ザラザラしてんじゃねえよ! EASY ONA CUP-EGG:WAVYは525円:それに対し自分の所持金550円とか、どんだけ俺EASY ONA CUP-EGG:WAVYが欲しいんだよ! なんもカモフラできへんやん! せいぜいチロルかなんかでしかできへんやん! 今日売店でよっちゃんイカ買わなきゃ良かった!! そんな風に自分自身の金銭管理能力の無さを呪っている時に、僕にある欲望が浮かんできました。 脱糞欲です。 いかんせん長距離を走る部に入っているので、冬場はよくお腹が冷えます。 なのに部活後すぐに自転車に跨った僕。 もちろんトイレにも行っておりません。 そう、このタイミングで脱糞欲が生まれるのは、必然だったのです。 ギュルギュルギュルと、雑巾を絞るように、僕の直腸は締め付けられていきます。 けれども、こうしている間にも駅前にあるこのドラッグストアには続々と人が入店してきています。 かたや僕の便達は自由になりたい、自由になりたいと叫んでいます。 言うならば脱糞のフランス革命。僕の肛門括約筋という名のバスティーユ牢獄が崩壊する時は目前に迫っていました。 ええい、もう裸一貫で突撃してやるわ。 僕は意を決すと、レジへと歩を進め始めました。 買い物カゴの中でEASY ONA CUP-EGG:WAVYはコロコロと、縦横無尽に動き回ります。オナカップのくせにコロコロと縦横無尽に動き回ります。 すれ違った高校生が口元に笑みを浮かべていました。こいつどついたろか。 レジに並びます。もちろん、おっさんが打っているレジに並びます。 大丈夫だ、大丈夫だ。おっさんなら分かってくれる。 男の煮えたぎる欲望を知っているのはほかならぬ、男だ。あっちょっとカッコイイこと言えた、などと肛門括約筋を振り絞りながら考えます。 にしても、前で精算しているおばあちゃんが、モタモタしすぎています。 早くして、早くして。 てかなんか後ろに男子中学生並んだし。 こいつ8時ごろにドラッグストアとかほんっとなんなん? 帰ってドラえもんとか観とけよ、木曜だけど録り溜めしておいたドラえもん観とけよ、 そう思った瞬間。 グギュッ あろうことか僕の大腸の反乱分子がより激しく活動を行い始めたのです。 咄嗟に腰を引き、この衝撃に耐えます。 爆発だけはいけない。爆発だけはいけない、パンデミックだけは、いけない。 っておばあちゃん50円玉カウンターの下へ落としおった!? なにしてんのおばあちゃん!なにしてんの50円玉! クソッ!50円玉クソッ!全部お前のせいだこの野郎! もし600円あったらキャベツさん太郎を2つくらい買ってうまくカモフラージュできたかもしれないのに、このクソッ! ってアカン!クソクソ言ってたらほんとクソが、ほんとクソが!!クソが出そう!! そんでなんか後ろの中学生ちょっと笑ってるし!この野郎!今に見てお… そう心の中で罵詈雑言を周囲のあらゆるものに浴びせていたのですが、 その直後に、今日1の「絶望する言葉」が隣でレジ打っていたお姉さんから飛び出したのです。 「次の方、こちらへどうぞー」 嘘やろ。 ふっと見やれば、そこにはいかにも研修上がりのぎこちない笑顔を浮かべた女性が、佇んでいました。 肩近くまで黒髪を下ろしているにもかかわらず清潔感が漂っているのは、その整った目鼻立ちからでしょうか。 例えるならば、急遽救世主としてフランスを救ったジャンヌ・ダルク。 ぶっちゃけ、めっちゃタイプでした。 えっホントにいや嘘やろ絶対嘘やんと滲み出る脂汗と冷や汗を感じながら、カウンターに買い物カゴを置きます。 大丈夫だ、おそらくこの店員さん、ジャンヌはTENGAの存在すら知らないだろう。 それにEASY ONA CUP-EGGは見た目は突飛なアロマキャンドルか何かに見えるし。 さすがTENGA、革新的な技術で、性とオナニーの未来を切り開くオナカップ、オナホール(オナニーグッズ)の製作・販売をしているだけの事はあるな。 っていうかなんかオナカップと知らずにオナカップ手に持つ女性店員って大分エロいんじゃね? そう祈りながらかつTENGAに感謝しながら、右手に550円を握り締めます。 しかし。 全てはジャンヌが(おそらく)研修上がりだったのがいけなかったのです。 「・・・・・・」 彼女は黙りこくったまま、はせわしなく右手を動かしています。 そう、まったくバーコードリーダーが機能しなかったのです。 そしてあろうことか、EASY ONA CUP-EGG:WAVYの裏面に顔を近づけ・・・ 一瞬の静寂。 僅かながら、見開かれるジャンヌの目。 裏面にはバーコードと、 「(ローション入り)」・「超ストレッチ素材の、新感覚ONA-CUP」・「連続ウェーブのプルプル刺激!」 といったフレキシブルなワードが並んでいる事を、僕は知っていました。 ピッ 「・・・   525円になります・・・」 冷や汗だらけの顔で右手を差し出した僕は、レシートを受け取ると、こう言いました。 「・・・    すいません、トイレはどこにありますか・・・?」 もうね、なんなんコレとしか言い様がありませんわ!! 完璧にジャンヌアレやもん!!あの瞬間完璧にEASY ONA CUP-EGG:WAVYがオナカップだって知ったもん!! そんでもうその後握り締めた550円急いで出して「トイレどこですか?」とかもう、 どんだけ俺生きもといイキ急いでるねん!! -------------- 後悔の渦にもまれながら僕は家路を急ぎました。 さあ、辛いこともあったけど、後は渡した時のアイツの反応を見るだけだな。 寮に戻り、友人の部屋へと直行しました。 誕生日おめでとう、とそっとEASY ONA CUP-EGG:WAVYを渡します。 「えっ・・・   えぇっ!?」 「いや嘘・・・マジかよ・・・!    丁度オナホ使ってみたかったんだよ!!」 いやあそれは良かった良かった、買いにいった甲斐があったわと談笑します。 し か し 。 「いやあプレゼント貰っちゃって、    幼馴染への告白にも成功して、今日は最高の日だな! 」 『告白にも成功して』 『告白にも成功して』 『告白にも    成功して』 俺がオナニー用品買いに行ってる間に、 こいつは、 セックスへの第一歩を踏み出していました。 クリスマスイヴに絶対イタ電してやる、 「オナカップとどっちが気持ちいい!?」とか大声で訊いてやる、 と決心した18(童貞)の夜となりました。